世界幹細胞サミット(World Stem Cell Summit)が2012年12月3-5日に米フロリダ州ウェスト・パーム・ビーチで開かれました。世界の幹細胞の基礎研究者、臨床研究者と幹細胞の臨床応用を望む患者団体の代表者が集い、41か国から1200人が参加しました。
PSSの子会社であるジェネテイン株式会社は京都大学物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)が企画した産官学シンポジウムの技術発表と展示ブースの製品展示に参加しました。
山中伸弥教授がノーベル賞を受賞したことにより、日本の産官学の技術に世界の注目が注がれることになっている中で、産官学シンポジウムでは、中辻教授(京都大学)、田畑泰彦教授(京都大学)、赤松和土講師(慶応大学)、川端健二先生(医薬基盤研)、横山周史氏((株)リプロセル)、豊田雅哲氏(住友ベークライト(株))、銀屋治巳(ジェネテイン(株))、北川正成(タカラバイオ(株))らが個々の研究成果や技術開発について講演しました。
発表では、PSS(株)の「Magtartion®」技術を応用した自動免疫沈降システムSX-8G compactのエピジェネティクス解析における意義について説明を行った事により、講演後有力な幹細胞研究所や企業から、弊社の自動免疫沈降システムについて熱心な質問を受けました。このサミットの参加を通じて、幹細胞の細胞評価について本技術の可能性を強く感じさせられました。