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2014年05月15日

PSSの子会社、ジェネテインが、NEDO新規プロジェクト「再生医療の産業化に向けた細胞製造・加工システムの開発」 の委託先として採択される

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社(以下PSS)の連結子会社であるジェネテイン株式会社(本社:千葉県松戸市、代表:秋本 淳、以下ジェネテイン)は、このたび、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO、古川一夫理事長、神奈川県川崎市)より、同機構が公募した「再生医療の産業化に向けた細胞製造・加工システムの開発」の委託先として、共同研究を行う国立大学法人京都大学、及び参加各企業とともに採択されました。

本プロジェクトは再生医療製品及びその原料となるヒト幹細胞を製造・加工するための、各プロセスが連携した製造システムの開発を行うことを目的としており、具体的には、対象となる疾患や適用する術式に対応した再生医療製品、及びその原料となるヒト幹細胞を製造・加工する上で必要となる、拡大培養、分化誘導(培養)、品質管理(評価)、加工、保存(凍結・解凍)等の各プロセス及びプロセスの正確性・確実性を担保するための工程管理技術について、個別要素技術の自動化装置や培地・基材等の周辺製品を開発することを目指しております。

ジェネテインはPSSグループ企業の一員として、PSSの自動化技術Magtration®を応用した「装置・試薬・ソフト」を一体化したシステムの新規分野への応用を目的に設立され、最近では遺伝子研究の最先端分野であるエピジェネティクスの基本操作を自動化した「エピジェネティクス自動化システム」を開発・実用化し、欧米各国の専門機関においてその特徴である再現性・信頼性について高い評価を受けております。また平成23年度より現在に至るまで、NEDOプロジェクト「ヒト幹細胞の実用化に向けた評価基盤技術の開発」のメンバーとして京都大学と共にヒト幹細胞のエピゲノム解析を行って参りました。

今回のプロジェクトにおいて、ジェネテインは自動化システムを用いたヒト幹細胞の品質評価を行い、本プロジェクトの目的である総合システムの構築に貢献する所存です。

ご参照:

NEDOホームページ (http://www.nedo.go.jp/koubo/EK2_100019.html)

平成23年5月30日付プレスリリース「ジェネテインが参画する京都大学グループが共同開発委託先に」

【エピジェネティクス】 

遺伝子発現の制御に係る「スイッチング」について研究する学問分野を指すもので、特に癌化や老化など、後天的な体質形成に深い関係があります。ES細胞やiPS細胞などヒト幹細胞についても、その分化や初期化などの変化はエピジェネティクなプロセスであるといわれています。詳細はPSSホームページ「バイオ基礎講座第3話遺伝子の働き(2)」をご覧ください。 (https://www.pss.co.jp/sc_bio/contents3.html)

以 上

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