プレスリリース

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2014年08月08日

PSS、米国Rokaと食品検査向け遺伝子検査システムについてOEM供給契約を締結

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社(以下、PSS)は米国Roka(Roka Bioscience, Inc.,)と食品検査向け遺伝子検査システムと専用消耗品についてOEM供給契約を締結しました。本契約の締結により、 PSSはRoka社に食品検査向け遺伝子検査システムと専用消耗品について開発と製品供給を行います。

PSSの田島秀二社長は今回の合意に関し、「食品検査市場における簡便かつメンテナンスが容易な自動化検査工程の重要性について、PSSとRokaは共通の認識を持っています。PSSとRokaは簡便に利用できる遺伝子検査装置を共同開発する事により、これまでの時間と手間のかかる複雑な作業工程を単純化したいという食品検査市場の要請に対し、省力化、短時間化、コストダウン、検査精度の改善等のこれまでにない利便性の可能性を提供するものです。昨今において、消費者や規制当局は世界中から調達した食糧の増加に伴い、その安全性、品質、原材料に対して注意を大きく払っています。そうした中で、今回OEM供給契約を締結したRokaは、食品の安全、品質管理、原材料確認からなる、約20億ドルと想定される食品検査市場において、その保有する技術力から前途有望な企業となっています。」と語っています。

この合意により、PSSは自社の革新的かつ実証された技術(Magtration®他)を応用することで、Rokaブランドの自動化システム並びに専用消耗品を開発、製造供給致します。PSSが、この簡便に利用できるバクテリア/ウイルスの遺伝子検出装置を食品検査業界に提供することにより、従来の臨床診断や犯罪捜査分野に加えて、新たな分野において事業成長による社会貢献ができることが期待されます。

【Roka 会社概要】

米国ニュージャージー州に本拠を置くRoka Bioscience, Inc.,は2009年にHologic/Gen-Probeからスピンアウトをして設立されました。現在126名の従業員がいる同社は、その設立の当初より、食品検査業界における卓越した遺伝子検査システムの開発と製品化に事業に集中と選択をしており、同業界における省力化並びに生産性改善のための遺伝子検出システムを数々保有しています。なお、同社は2014年7月に米国NASDAQ Global Marketに上場し、証券コードは"ROKA"となっています。

Roka Bioscience, Inc.,に関して詳しくは、ホームページ、http://rokabio.com/へアクセスください。

【PSSの技術Magtration®について】

Magtration®とは「磁石によるふるい分け」という意味を表す"Magnetic Filtration"を縮めた造語で、磁性粒子の反応を自動化するために開発されたPSS独自の技術です。これまで磁性粒子を用いた核酸抽出の自動化を遅らせてきた要因は、粒子のコントロールに際してのキーポイントである捕獲効率、次工程での再懸濁効率、その他、コンタミネーションの防止等の重要要素を装置上に兼ね備えることが困難なことにありました。そこでPSSは、自動分注機をベースとした非常にシンプルな装置にMagtration® Technologyを取り入れることで上記の問題を解決することに成功しました。その技術の利用用途は、遺伝子検査と免疫検査分野を含んだ幅広い利用分野となっています。

Magtration®に関して更に詳しくは、

以上

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