プレスリリース

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2014年11月14日

PSS、アボット社向け検体前処理システムの製品供給契約を締結

 プレシジョン・システム・サイエンス株式会社(以下、PSS)は、アボット社(Abbott Laboratories、米国イリノイ州)との間で*アボット社の新製品向け検体前処理システム(2機種)の製品供給契約を締結しました。本契約の締結により、PSSは自動化システム並びに専用プラスチック消耗品のOEM供給を行います。また、本システムに搭載されるアボット社の試薬に関し、PSS大館試薬センターで受託製造を行うことも決定いたしました。

 今回製品供給する検体前処理システムは、アボット社がもつ臨床診断プラットフォームに対して、PSSのオリジナル技術を活用してその前処理工程を自動化し、より迅速で効率的な検査を可能にするよう設計されております。

 本件による当社業績に与える影響額については、すでに当連結会計年度の業績予想ならびに公表している中期事業計画に含まれており、業績予想の変更はありません。

*アボット社向け検体前処理システム(2機種)について
1, DNA自動抽出精製装置(以下、nSP)
アボット社システム向け前処理装置にて、検体の分割、精製を含む前処理工程の自動化を実現し、さらに迅速かつ効率的なテストを可能にするものです。
2, 小型自動脱塩装置(以下、nDS)
PCR(遺伝子増幅)産物を精製し、高度な脱塩化処理により低分子の化学的ノイズの除去により正確な検査結果を実現可能にします。この高度な要求に対応するため、nDSでは、PSSが開発した最新技術、**Master Tip™を使用しています。

**Master Tip™について
Master Tip™は、液体吸引、吐出機構を備えたPSS独自の液体ハンドリング用ディスポーザブルTipであり、この新技術により分子診断システムの小型化、ハイスループット化の要請に応える事によって、検査施設のパフォーマンスの向上に寄与するものと期待されています。

以 上

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