最近の業績動向等を踏まえ、平成26年8月14日に公表した業績予想を下記のとおり修正いたします。
記
1.連結業績予想の修正について
(1)平成27年6月期第2四半期(累計)連結業績予想の修正(平成26年7月1日~平成26年12月31日)
(単位:百万円)
|
売上高 |
営業利益 |
経常利益 |
四半期 純利益 |
1株当たり 四半期純利益 |
前回発表予想(A) |
2,100 |
△300 |
△310 |
△320 |
△17円53銭 |
今回修正予想(B) |
2,459 |
△289 |
△208 |
△219 |
△12円00銭 |
増減額(B-A) |
359 |
11 |
102 |
101 |
|
増減率(%) |
17.1% |
-% |
-% |
-% |
|
(参考)前期第2四半期実績 平成26年6月期第2四半期 |
1,907 |
△223 |
△130 |
1,289 |
70円64銭 |
(2)平成27年6月期通期連結業績予想の修正(平成26年7月1日~平成27年6月30日)
(単位:百万円)
|
売上高 |
営業利益 |
経常利益 |
当期純利益 |
1株当たり 当期純利益 |
前回発表予想(A) |
4,500 |
△400 |
△420 |
△440 |
△24円11銭 |
今回修正予想(B) |
5,000 |
△400 |
△330 |
△350 |
△19円18銭 |
増減額(B-A) |
500 |
0 |
90 |
90 |
|
増減率(%) |
11.1% |
0% |
-% |
-% |
|
(参考)前期実績 平成26年6月期 |
3,921 |
△891 |
△826 |
611 |
33円53銭 |
2. 連結業績予想の修正理由
(1)売上高の修正理由
キアゲングループ及びアボットグループ向けのOEM機器が、想定以上に好調な販売推移となっています。キアゲングループ向けのDNA自動抽出装置については、昨年、キアゲングループにおいて、試薬も含めた診断システムの一部として米国FDAの認可承認を受けたことから、従来の研究分野に加えて臨床分野にも用途が拡大いたしました。特に、第2四半期連結累計期間においては、キアゲングループが取り組んでいるエボラウィルス(エボラ出血熱の原因ウィルス)の遺伝子検査に利用されたことから、装置の出荷が盛り上がりました。
アボットグループ向けの新規OEM製品である臨床診断用の検体前処理装置については、最終的な開発売上を計上した他、新製品としての装置及び試薬・消耗品の出荷も順調に開始されました。
以上を主な要因として、売上高について、第2四半期(累計)連結業績予想を2,459百万円(当初予想比17.1%増)に修正し、通期連結業績予想についても5,000百万円(当初予想比11.1%増)へと上方修正いたします。
(2)利益の修正理由
売上予想の上方修正に伴い売上総利益は増加いたしますが、予想を上回る開発費の発生により、増益分が相殺される見通しであります。したがって、営業利益については、第2四半期(累計)連結業績予想を△289百万円(当初予想比11百万円増)、通期連結業績予想についても△400百万円(当初予想どおり)といたしました。
開発費の増加要因は、エリテックグループ向けに開発中である全自動遺伝子診断装置「geneLEAD(ジーンリード)ⅩⅡ」について、ソフトウェアの改良および修正に相当な時間と費用が発生していることが主な要因であります。すでに、製品供給契約にも調印し、開発活動も最終局面を迎えておりますが、もう少しの間、開発費の支出が続くものと考えております。
また、第2四半期連結累計期間において、営業外収益として77百万円の為替差益が発生する見通しであります。このため、経常利益については、第2四半期(累計)連結業績予想を△208百万円(当初予想比102百万円増)、通期連結業績予想についても△330百万円(当初予想比90百万円増)といたしました。
なお、今般の業績予想の修正に伴い、近時の為替水準を勘案し、第3四半期以降の為替レートの想定を、1ドル=115円、1ユーロ=130円といたしました。
※業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
以 上