プレシジョン・システム・サイエンス株式会社(以下、PSS)は、グライコバイオマーカー・リーディング・イノベーション株式会社(以下、GL-i)と共同研究契約を締結いたしました。
GL-iは国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)技術移転ベンチャーとして、産総研で開発されたグライコバイオ(糖鎖)マーカー計測技術に関する研究成果の実用化(臨床検査薬)を推進しています。これまでグライコバイオマーカー計測工程の自動化を中心に、両社で検討して参りましたが、このたび共同研究契約を締結し、以下の研究を進めることで合意いたしました。
<共同研究実施項目>
GL-iの有する糖鎖※解析技術及び糖鎖を用いたマーカー選択・濃縮技術と、PSSの独自自動化技術を組み合わせ、共同で開発を進めることにより、これら技術を集約した臨床検査機器、専用臨床検査薬の上市を加速、推進して参ります。
以上
※ 糖鎖 細胞の表面やタンパク質、脂質上に存在する単糖が鎖状につながった化合物。
糖鎖はからだの組織を構成する細胞の状態変化(分化度や疾患・癌化)により構造を変えるため、“細胞の顔”や“細胞の洋服”と例えられる。この違いをバイオマーカーとして利用した診断薬の開発が期待されている。
【GL-i概要】
国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)技術移転ベンチャー。産総研で開発されたグライコバイオマーカー計測技術を活用し、その実用化(臨床検査薬)に向けて研究・開発を行っている。
本社所在地: | 〒305-8568 茨城県つくば市梅園1-1-1 中央第二 2-12棟 |
代表取締役 CEO: | 竹生 一行 |
ウェブサイト: | http://www.gl-i.co.jp/ |
【参考:GL-iプレスリリース】
グライコバイオマーカー計測工程の自動化を目指しPSSとの共同研究を開始
http://www.gl-i.co.jp/news/20180201.html